2015/07/20

SUMMER MOVIE -Qam 1st ONE MAN LIVE-(2015/07/20) @ 渋谷CLUB CRAWL

SUMMER MOVIE -Qam 1st ONE MAN LIVE-を見に、渋谷CRAWLに行ってきました。


どうだったか

2015/07/20 Qamワンマンライブ セットリスト
  1. 何度も君に恋をする
  2. キミとふたりで
  3. be with you
    • 芝居(1)
  4. good day!!
  5. Stand by me(カバー)
    • 芝居(2)
  6. 年下の男の子(カバー)
  7. Crazy完全な大人(カバー)
    • 芝居(3)
  8. 声は剣より強し
  9. SUMMER MOVIE
    • 芝居(4)
  10. ソラ
    • 芝居(5)
    • アンコール/MC(1)
  11. SUMMER MOVIE
  12. good day!!
    • MC(2)
  13. 何度も君に恋をする
※ダウンロードや通販で購入可能な楽曲のリンクが貼ってあります。
2015/06/30、下北沢ERAにて2drinkでチケット代無料のQam単独の公演があり(リリース日程が後ろ倒しになったお詫び公演“ごめんな祭”と題されたイベント)、そこにも足を運んだのだが、時間が遅かったせいか不明だが、無料の公演の割りに下北沢ERAがパンパンになるほどは人が集まらなかった。渋谷CRAWLよりちょい広いか同じぐらいかのキャパのハコなので、2500円のワンマンライブだと全然人集まらないのではないか?と思っていたのだが、いざ入ってみたら、純粋にチケットを買ったお客さんだけかは不明だが(見た感じ、友達、家族と思われる人もそれなりに来てた)人を避けないと移動がしづらいぐらいには会場が埋まっていた。後の話では「SOLD OUTとはいかなかった」とのことだが、日頃の対バンライブでの集客具合を客観的に見てる限りでは(とは言っても数えるほどしか見れてませんが…)、上出来な動員なのではないかなとは思った。

始まる前、熱心なファンと思われる方がサイリウムを配布していたのだが、折ってから渡されてびっくりした(笑)。始まる前とかにポキッと折って、パッと会場に灯りがともるのが良いんじゃないのかなと思ったのだが、もらいものなので、その辺はにやにやしながら受け取った。始まる頃には優しい光になってしまっていた。

ライブ本編だが、「何度も君に恋をする」からスタート。ブラスサウンドが爽やかなQamらしい幕開けという感じで良かった。

続けて個人的にQamで一番気に入っている「キミとふたりで」。Qamの掲げる「GOOD VIBES」な感じがこの曲に一番感じるところです。激しく・アッパーなわけでもないのだが、アグレッシブではない心地よいロック/ポップサウンドとユニゾンの女性ボーカルで織り成すQamならではのアイドルポップだなと思ってます。

それから配信でリリースしていた「be with you」をしっとりと演じ、芝居が始まった。この芝居、このワンマンの曲と曲を繋ぐ役割を果たしていて、表題にある「SUMMER MOVIE」にちなんだ、夏の女の子たちの物語を形成するのに機能していた。しかし、ツナギが若干悪く、歌とダンスで上げた会場のテンションを都度冷ましているような感じがしたのは良くなかった。

冒頭は今回の「SUMMER MOVIE E.P.」前の白シャツ+縦ストライプのスカート衣装で登場し、芝居(1)では「SUMMER MOVIE」衣装にチェンジして登場した。この着替えの間に物語の導入となるナレーションが少しだけ入ったのだが、ナレーションも短かったので間が気になってしまった。

物語、季節は夏を向かえ、何かしたいと思ってる女の子たち6人、3人グループ×2の編成で、長谷川愛紗・高瀬あおい・小菅怜衣のチームは海へ遊びに行こうとしていて、そこに佐藤瑞紗、日向恵依、國吉寧々チームが便乗して海へ行くことにするものの、途中で仲たがい、道に迷いながらも海に到着して再び合流、騒いでるうちにわだかまりもどうでもよくなりハッピーエンド?みたいな感じだった。

演技に関して、最後のメンバーの一言で知ったことなのだが、最近演技レッスンなどをしているらしい長谷川、女優を目指してるという小菅、持ち前の怖さで怒った演技が生々しかった日向の3人は結構良かった気がする。そこにプラスされる國吉、佐藤あたりのそうでもない演技(笑)が加わり、本格的過ぎない、丁度良い感じの芝居に仕上がってたのではないでしょうか。ツナギが悪かった以外の演技力のばらつきはQamにおいては個性と思えるので、それは気にはなりませんでした。

あと引っかかったのが、さっぱり台詞がなくて、ちょこっと立ってるだけの高瀬(笑)。他のメンバーに比べておっとりしたイメージがある彼女だが、芝居中でもそういう位置づけなのか、特に台詞がなく、相槌を打ってるだけの様がかわいらしかった。

あと、一緒に見ていた人が指摘していたのだが、「かもめ・・・もしかして、海!?」と言った、道に迷いつつも海に近づいたというシーンがあったのだが、日本の夏の海にはかもめは居ないらしく(日本だと冬季に現われるらしい)、「ウミネコの間違えではないか」と言っていて、ちょっと面白かった。

あと、気になった点なのだが、ワンマンライブともなると演目を増やさねばならないわけだが、そこで導入されたのが芝居だったのかもわからないが、ユニットコーナーを設けてカバー曲2曲、それと「Stand by me」のカバー。「Stand by me」はスタンダードな曲で、アレンジもQam寄りな印象でサウンドは馴染んでいた気がするのだが、℃-ute、キャンディーズのカバーはちょっと浮いた印象だった。日頃見られない、肩・鎖骨、背中が見えるドレスをまとった國吉のむっちりした感じが見られたり、へそだしのチューブトップにシャツを羽織った長谷川のセクシーな様だったり、その辺は良かったのだが、選曲と流れが少々強引かなとも思った。

が、彼女たちのオリジナル楽曲でのパフォーマンスの仕上がりと気合、増えてきた曲を物語に配置していく感じはとてもよかったので、結果としては楽しめました。

ライブ終盤のメンバーからの一言ずつ

アンコールが入り、QamワンマンTシャツで登場したメンバー。まず告知を二つということで、1つが「2015/09/13 2ndワンマンライブ」、もう一つが「2015/09/21 小菅怜衣生誕ライブ」とのことだった。これだけ日にちが近いんだったら一緒にやっちゃう場合が多そうだけど、別々にやるのねと思ったのと、1stワンマンから2月経たずしてワンマンやっちゃうのって早いなーと思った。

2曲やってからメンバーから一言ずつ、これまで振り返っての話などが聴かれたのだが、ここが少々重い話が多かった。

小菅あたりが言っていたところでは、なかなかファンがつかず、動員が振るわない日々が長かったことで、悔しい思いをたくさんしてきたという話。長谷川の言うところでは「小さい頃から負けず嫌いで、ひたすら努力してきて色々叶えて来て、結果も出してきたが、芸能の世界はみんな頑張ってるから、頑張っているだけでは成果がでない、より頑張らないといけない」といった話。

小菅「自分たちのワンマンの前に、2組のワンマンライブを見させてもらったのだが、自分たちよりも大きな会場に沢山のお客さんを集めていた」という話もしていた。伸び悩みの葛藤の話が気になった。

1組は、先日Twitterで見たので、ハウプトハルモニーだなというのがわかったのだが、そこには足を運んでないのでどれぐらい人が集まったのかはわからないのだが、渋谷WWWと、CRAWLよりもキャパのあるハコであることには代わりなく、そこがそれなりにということであれば、差はあるなと思った。この差がどうやってできてしまうのかなどは、日々のライブのブッキングのし方だったり、曲の充実だったり、そういう面もあったりするから、運営も頑張らないといけないのではないかと思いました。

1st流通CDリリース、外国のバンドの来日ツアーに同行して回る、リリースイベント、そしてワンマンライブという活動1年目に向けた流れは良かったのかもわからないのだが、その流れが着実に生きていかないといけないのかもわからない。その結果でCRAWLがそれなりに埋まったのかもわからないのだが、少しずつ客を増やしていかないといけないのかもしれないですね。どうなっていくのでしょう。

しかし、動員が~という話はどこでも言える話なのかもしれないですね。アイドルユニットの数が増えすぎて、お客さんの奪い合いになってる、動員稼ぐために予約特典つけるところも増え・・・みたいな競い合いもあるんだと思います。

こうやって、見に行ったグループぐらいはそれなりに充実した活動ができるぐらいの日々だったらいいなと思うところです。(まず自分があまり見にいけてないですけど…)

人に歴史あり


Lino Flowerに最後まで残ってた日向恵依の映像
現リーダーの日向恵依がMCにて「私が最後に加入する前に、1期生でデビューしたステージもここCRAWLで、私が加入して初のステージもここでした」という話、「2期生が」というような話もあり、そういう“入った順”があることにいまさら気づいた。

調べてみたのだが、佐藤瑞紗の連載記事(vol.17 / vol.18)によると長谷川・高瀬・國吉が1期、佐藤・小菅が2期、そして最後に日向が加入という順で今の6人になったらしい。

日向「私が加入するまで、他のグループでの活動もあった」「メンバーが抜け、最後の一人になったけど、そのユニットを辞め、1つユニットを潰してここまで来た」と言う言い方で過去を語っていた。こういうの調べたくなる人間なので調べてみたんですが(笑)、Qam以前はLino Flowerというユニットに在籍とのことで、1回も見ないで解散しちゃったグループだわーと思ってたのだが、もっと調べたら、前身が*Josiというユニットで、*Josiは1回か2回は見てるはずだなと思って、過去のライブメモを見直したら、「宮崎出身の子」というメモが残っていた。それを元に改めていまさら2013年のライブレポを書き起こしました(笑)。

日向が一番キャリアがあるという話をしていたのだが、自分のメモなど見返して納得しました。宮崎から出てきて2年長、色々形、場所を変えながら今に至るわけですね、日向さん。以前より深みを感じて見られる気がします!


余談だが、物販でこのワンマンライブのパンフレットが売られていた。1000円で、写真と、意気込み?かわからないが、メンバー一人ずつのなんらかが書いてあったらしい。ほしかったのだが、持ち帰る手段がこの日なかったので断念した。結構刷ってたっぽいので、後日でも売ってくれればいいなと思うところです。なかなかインディーユニットでパンフレットっていうグッズ、見かけないので、興味津々です。

0 件のコメント: