2012/11/23

アイドルイベント「アキバ“星”ソフマップ」(2012/11/23) @ アキバソフマップ1号館8F

“アキバ”星”ソフマップ ライブイベント”なる、色々なアイドルが出演するイベントがあったのでアキバソフマップ1号館 8F(元マップ劇場)行ってきました。


どんなイベントだったのか

ソフマップ 該当イベントページより、以下の通りだった。

ゲスト:TNYGINA ・ALLOVER・asfi・Smile☆Pocket・まついえつこ・小野初美・むとう水華・柊リオ
◆開催日:11月23日(金) 開場:17:00 開演:17:30
◆開催場所:アキバソフマップ1号店8Fイベントフロア
◆集合場所:アキバソフマップ1号店 7Fアイドルグッズフロア 
◆内容:ライブ
◆参加方法:
対象商品を対象店舗でご購入された方
イベント参加券(入場整理券)お持ちのお客様
◆対象商品:
・11月23日(金)発売 TNYGINA/1STアルバム「私的恋愛マニュアル」(CD)【全額前金予約】
・10月30日(火)発売 ALLOVER/イナズマラブリー(CD)
・asfi/せーりんぐなう(CD)
この日、イベント名について特に留意してなかったのだが、「アキバ“星”ソフマップ」と題されており、“アキバ☆ソフマップ1号館”のことを指しているだけだと思ってたのだが、この日のライブ終了後、物販/握手会の時間中にずっとマイクを握ってしゃべり続けたソフマップの店長の名前が「星」さんだったことに由来していたようだ。

つまり、星さん主催イベントと言うニュアンスが強かったようで、誰かのリリースイベントと言うニュアンスは弱かったように感じられる。

冒頭に書くのも妙だが、星さんが喋りすぎていたので結構不愉快だった。それについては、後にTwitterなど見ていたら同意見が散見されたので、思っていたのは自分だけではなかったようだった。

それはさておき、1枚CD購入()で多数の出演者が見れたあたりのバラエティの富み具合は充実していて楽しいイベントでした。


17:32 イベントスタート

イベント開始前にSmile☆Pocketとしてこの日出演の柳沢あやのが影アナで注意事項などを読み上げていた。

影アナが終わり、asfiより石井りえ&葵なつみ(asfi練習生)が登場、イベント開始のオープニングを務めた。石井「(葵なつみを連れてきたことについて)みんな初々しい感じ、好きだからねぇ~」と語り、客の反応を確かめるべく、“なっちゃん”が声出しを行った。落ち着いている石井に対して、まだまだ初々しい葵の対比が良い感じだった。

17:34 柊木りお

ライブ最初は“りおりお”が務めた。

持ち時間は10分程度で、「Diamond rough」→MC→「キマグレI love you」の2曲を披露。芸達者な彼女、トップバッターにぴったりと言う印象だった。

自己紹介も「トップ(に出演)アイドルの!柊木りおでーす」と自己紹介していて、なかなかお客さんの反応もよくて本人も喜んでいた。

動き回っても息が切れずに、高い歌唱力で歌い上げるのはさすがだった。しかしながら、「キマグレI Love You」は何回聴いてもけいおん!の「Don't say Lazy」っぽい雰囲気だなと思った。それを言い出すと、その手のアニソン全てそれっぽいと言うことになってしまうのだが…。

17:45 小野初美

続いて“はつみん”が登場。

曲は「千本桜」(初音ミク曲)→MC→「十字架のスプレッド」(水樹奈々)の2曲を歌った。彼女のファンがBメロ入る前に「はつみんコール!」と言ったりしていたので、彼女目当てでないお客さんもBメロで「はーつみん!はーつみん!」と声を出せる感じになっていたので、彼女を見た前回同様、しっかりしたファンが付いてると場の雰囲気は固定ファンが多くなくても出来上がるものだなと関心した。

あと、MCにて「3連MIXのあと、4連目で“はつみんmix”をお願いします!」とコールの指示も本人がしていたあたりで“まとまった”感は出たのかもしれない。しかしながら、自身でコールをこうしてくれと言うのも妙だなと思いつつ、そもそもmixで声を出さない派なので、黙って彼女のファンの姿を見ていた。

それなりに歌はうまいなとは思ったのだが、オケに声が潰されてる印象で、声量がなくてオケしっかりだと、声は抜けてこないのだなとも思った。

17:56 まついえつこ


むすび丸春夏秋冬/ぐいぐい走れ!仙石線PartII上り編」はamazonでも扱いがあるようです。歌唱はまついさんではないらしい。
club asiaを歌謡ホールに変えた茨城 那珂ふるさと大使の“まつい先生”が今回も登場。この日の出演者がasfi脈なのだなと実感。

曲は先日同様に「西部警察2のテーマ」→MC→「むすび丸 春夏秋冬」の2曲を披露。

「私の師匠、羽田健太郎作曲の西部警察の曲を私がアレンジした」とエピソードを添えつつ「ソフマップさんにはPCを買いにお世話になりました~」と語ってて爆笑した(笑)。自己紹介では「歌う作曲家、ボイストレーナー、那珂ふるさと大使の」と説明しつつ、声優への楽曲提供なども行った旨紹介、「文明の利器、wikipediaに載ってますので」と相変わらずしゃべりが上手かった(笑)。

「むすび丸」は宮城県の復興ソングとして作られたものだそうで、ワルツのリズムの説明をしつつ披露されたのだが、本人が曲中でタイミングを間違えて笑ってごまかしていた。終始お茶目で芸達者な“まつい先生”であった。

18:09 むとう水華

続いて武藤。

登場するや、タオルを十字に軽く切り「キツいかもしれませんが、タオルを廻してもらえたら」と1曲目でタオル廻しを指示。「メリーゴーランド」からスタートした。

MCでは「昼(13:30回)来た人ー?」と、ほぼ同ラインナップで行われたアキバソフマップからはしごしてる人の数を尋ねるも、お客さんからのリアクションなし。「しかと?」とお客さんに毒づいてて笑った(笑)。続いて「秋葉原来たら、何します?」とお客さんとの交流を図る武藤。「撮る!」と誰かが答えたのか「撮る?今日スパッツだけどね」と気さくに応じていたが、あまりに飄々としてるので妙な空気になった。

告知を挟み、2曲目「DNAがハイ! TOUCH!!」を披露。キリッと2曲目に行こうとしていたのに、オケがさっぱりスタートせずで、諦めて戦隊ものの話をし始めた武藤。2分弱待たされたところでやっとスタート。本人の持ち前もそうだが、どうもグダっとしてしまう時間となった。曲中ではステージから降りてきてハイタッチをお客さんと交わしていたのだが、一人がバシバシ叩かれたりと、相変わらず自由なむとうだった。

個人的な彼女への感想だが、ハロプロを通過した人はある程度の技量を備えてて、“地上”(メジャーレコード会社、地上波)に足をかけていただけのこともあり、“地下”(ライブハウスでの活動、インディー活動)に降りてきても「さすがだ!」と思わされることがあるのだが(前田彩里など)、むとう水華は声量もなく、歌えるキーもそんなに広いわけでもなく、言われなかったらそういうところを通過してきた感じがしないぐらい自由きままにやってる感じがある意味ですごいなと思うのでした。悪く言えばMCもライブもしまりがなく、ダンスの素養があるようにも感じさせないふわふわとした動きで、かといって“天然ちゃん”みたいな感じもさせない振る舞いなのだが、だがしかし、偉そうなわけでもなく、全く以って不思議なキャラクターである。

ちなみに彼女、2010年6月に時東ぁみも出演するとのことで一度見に行ったことがあったのだが、それから2年半が経過して、成長した印象を与えないあたりもある意味で「これで完成されている」のかもわからない。

「メリーゴーランド」1曲を2年歌い続け、ようやく出来た新曲については「1stが売れないとCDだせませーん!」と言いながら物販で写真とCDを売る彼女。素晴らしいステージングに振舞いとは思えないのだが、「DNAが~」の「パヤパヤ」と言う箇所を裏声で発するような、そのままで居てほしいなと思える、そんな日でした。もう、むとうはこれで良し。

18:22 Smile☆Pocket

続いてスマポケ。

ノースリーブのブラウスにネクタイ姿で、丈が短くてへそがちらりと見える上半身、チェックのスカートにベルトを締め、白いブーツ+ニーハイと言う姿だった。へそが見える衣装でシャツ系だと、どうしてもバランスが難しいですね。見えすぎると「意図せず短かった」感じになるし、ちらっと見えるぐらいだと「惜しい!」「ちらちら見えるのがズルい!」となったり
。(2011年TIFで見たドロシーが着ていた衣装が後者で、まぶしかったが、スマポケさんの衣装はちょっと見えすぎてて「短かった」感を感じた。)

メンバーは4人、望月里恵、星野茜、関谷香澄、柳沢あやのと言う顔ぶれだった。リーダーあかねちゃんのスタイルがよくて目が行った。

1曲目は「恋のテレパシー」から。オーソドックスで奇をてらう感じが一切しないアイドルポップと言う印象で、繰り返し聴いていないがタイトルと同じサビフレーズが印象に残った。

MCでのメンバー紹介もキャッチフレーズをしっかり発しながらだったので、スピード感はなかったが多少キャラクターはわかりやすくて、これはこれで良いなと思った。

2曲目はかすみん「何気に人気のこの曲!」と触れてからの「青春フルーツオレ」、簡単なライブ告知を挟んで「純情ロマンス」の計3曲を披露。

「青春~」の歌は被せでライブ感は純生歌に比べると弱かったのだが、ダンスも込みで見て、そんなに悪い印象を受けなかった。「純情~」は四つ打ちで明るい曲ではないのだが、しっかりとした作りで、こちらもそれなりに楽しめた。

見た目で言うと、一発で「あの子かわいいなー」と思わせる子が自分としてはいなかったので、ライブでも「あの子の動きを追おう」と言うきっかけがなくて 全体でしか見るに至らなかったのが惜しい。物販でも、オリジナル曲をもちながらCD-Rなどで売っていれば、盤収集趣味の者として1枚購入に行きつつ、メンバーと話したりできれば彼女らへの興味の扉が開かれたのかもわからないのだが、CDが売られているわけでもなかったので、結果として「悪くはなかった」と言う感想に終始した。ただCDがほしいだけ説もあるのだが(笑)、やはりオリジナル曲があるのだったらCDは早く出してほしいものですね!

18:38 ALLOVER

続いて昼枠の“TNYGINAレコ発”では出演していなかったALLOVER登場。

ANNA☆S小池姉妹+中山瀬梨奈の中学生3名がasfiからの選抜(渡瀬、七瀬)と合流して5人編成で登場(この日、朱音不在だった)。お馴染みのアゲるSE入場からの「夢のトビラ」でスタート。

MCにて自己紹介をさらっと、告知としてALLOVER2チーム目「team β」お披露目公演が2012/12/05にある旨を話ていた。渡瀬「AKBで例えると、team Kみたいな感じ!」とわかりやすく説明もしていて、“じゅんじゅんはできる子!”と思った。彼女は改めて、しゃべらせても、ステージやらせてもスキルが高いですね!

フリーペーパー「idol spot」に掲載された話題については、小池優奈「あいどるすぽっとぉ~♪」とドラえもん風に冊子を取り出して見せたのがかわいかった(笑)。評判が良かったので2回それをやらされてたので尚楽しかった。

2曲目「イナヅマラブリー」はダンスのトメ・ハネがしっかりとした様を“せりにゃん”が見せていて、彼女は正規メンバーではなくサポートポジションながら頼もしい子だなーと思った。

個々の能力を見るには面白いユニットだなと改めて思ったのだが、やはり曲に惹かれずで、物販にてCDを追加購入!と言う気が一切起こらなかった。

18:51 TNYGINA


TNYGINA「私的恋愛マニュアル」は1st CDにしてミニアルバムの全6曲。クールでセクシーな楽曲だけにとどまらず「黄色いチンパンジー」ではかわいい一面も見られて、充実と納得の1枚。配信でも購入可能なので是非!
お昼は彼女たちのレコ発と言う位置づけだったのだが、夜は1出演者としての登場だった。

和歌山県のアイドルユニット、TNYGINA(ティニジーナ/blogtwitter
です。

関西のライブを見に出かけていた知り合いが「良いんですよ!」と教えてくれたのだが、当時CDは出ておらずで、写真をちらっと見せられた気がするのだが、自分から興味があって見せてもらったものでないものって、意外と印象に残らないもので、顔まで覚えてないが「そういえば“良い”と言ってたな」と言う軽い認識しかない程度で臨んだ。やはり「ご当地アイドル」の類に関して、情報量が多すぎてキャパオーバーだったのだなとも思ったが、百聞は一見に如かず、背伸びせずに見れるものを見るのが自分に適してるなとも思った。

セットリストは低音が出ててかっこいいSE→「Satisfaction」→MC→「Love Is Here」→「私的恋愛マニュアル」の計3曲を披露。

まずSEがかっこよかった(笑)。ただただアゲるわけでもなくと言う感じが良かった。マイクで「こんばんわー!」と言いながら一人ずつステージに登場。後ろを向いてポーズ(左手腰、右手後頭部)を決め、全員が揃ってからの「Satisfaciton」だった。

どの曲にも言えることなのだが、今日の王道アイドルポップマナーに乗ってないメロウでセクシーな雰囲気ものが充実しており、“ご当地”的な視点で見ると評価はできないのだが、今誰もその路線のポップミュージックをアイドルでやっているところもいなかろうと言う絶妙さが実に良かった。

年齢で言うと最年長のAYANAちゃんが16歳で高校生、あとの3人が14歳で中3&中1と言う組み合わせ。AYANAちゃんの見せる髪を振り乱して舞うステージングが個人的に好きだったのだが、中学生には見えないMIHOちゃんの大人っぽさもドキッとするものがあった。それに対して小柄で同じ年齢には見えないTOWAちゃん、美少女派の人が飛びつきそうなクリッとした目が印象的なKOTONEちゃんと言う顔ぶれも良かった。自らのユニットについて「かっこカワイイアイドル」とも言っており、その絶妙さに納得した。

2曲目を終えAYANA「こけちゃった(笑)」とクールさの隙間から素朴さも見せつつ、告知をしてからの3曲目で終了だった。

普段は2ショットしかやっていないそうなのだが、この日は特別!と言うことで4人と5ショットチェキが撮れるとのことだった。入場条件は上記に転載した通りasfiのALLOVERプロデュース盤、ALLOVER新譜から選べたのだが、TNYGINAの盤が未知数で面白そうだったのでそれを選択していた。結果として彼女らと5ショットチェキに臨めたのだが、以前虹色スイッチとの5ショット時に、メンバーが普通に並んでて、自分は隙間から写り込むと言うのをやったら、なかなか面白い仕上がりになったので、それをTNYGINAでも再現してもらおうと思ったら、メンバーが遠慮して思いっきり真ん中に写ってしまったのが少々残念だった(笑)。遠慮せずに隠してほしかったが、なかなか「隠せ」と言われても、もてなす側からしたら難しいのかなと思った。握手会では自分がぶらさげていたポーチについてるコカコーラの缶バッジを見つけて「コーラ好きなんですか?」とAYANAちゃんが聞いてきたので、「好きだよ!」と回答。妙な意気投合を果たして嬉しかった(笑)。

何はともあれ、「見たことないものが見れた」感がとても満足だった。はちきんガールズを見たばかりで「ご当地アイドルとしての正しい個性とは?」をよく考えていたのだが、AKBっぽいもの、ももクロっぽいものなど、人気があるラインを模倣した方向性でなしに個性があれば、それはそれで面白いなと思えるTNYGINAでした。

19:03 asfi


最後がこの日のラインナップを連れてきた感があるasfiが登場。

お馴染みのSEで入場するものの、石井りえのみハメられて元気良く登場(笑)。ほかのメンバーが出てこずであたふたしていて面白かった(笑)。

セットリストは「HIGH SPEED LOVE 2012」→名乗り→「せーりんぐなう」→MC→「やらかいはぁと」の3曲を披露。

asfiレパートリーだったら「HAPPY DRIVER」か「ジョ→キゲンパラダイス」が聴きたいと思ってるのだが、この日はそれらが聴けずだったが、久しぶりの「HIGH SPEED~」もなかなか悪くなかった。恐らく初めてasfi見た時もこの曲をやっていたような気がするのだが、旧いレパートリーをやってこその地続きだと思うので、活動年数が長くなって傾向が変わっても、幅広く曲をやってくれるのは良いなと思うのでした。

終盤の告知では「初の遠征があります!」と七瀬、「ニイガタに行ってるから初じゃないよ!」と石井に訂正されていた。続けて告知で渋谷Mt.RAINIER HALLで行われるライブについて石井が話したのだが、滑舌が悪くて会場名が言えてなかったのも面白かった。2012/12/12にasfiの手売りしていたCD音源などを含めたミニアルバムが発売され、ダイバーシティ東京プラザのガンダム立像があるフェスティバル広場にてレコ発ライブを行う旨も告知されていた。気が付いたら「ジョ→キゲンパラダイス」のCDが売り切れていたので、それらがプレスされた、流通音源で出るのは大歓迎だなと思った。

最後の曲に行く前に「次で最後です!」と言うものの、客の反応が微妙だったのだが、なっちゃんに言い直しさせ“初々しさ”で見事お客さんを釣り上げてて面白かった(笑)。asfiお馴染みの「a~s~f~i♪で検索してください」もなっちゃんが言い、ちょっと照れる様を見せたりと、なっちゃんが最初から最後まで活躍している日だった。


安く行くならasfiの「せーりんぐなう」あたりを購入して入れば良かったのだが、1000円で見れるにしては濃厚なイベントと言う感じで楽しかった。TNYのCD 2000円で入場したが、盤の内容が良かったことも含めて、満足度の高いイベントで良かった。

むとう水華に対して抱いていた「うまくない/ユルい」みたいな悪い印象も、一周回って「ああいういものなのだ」と視点が変えられたのも収穫だった気がする(笑)。

やはり回数見ると楽しみ方が見つけられたりするのも面白いものですね。

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