2011/08/10

アップアップガールズ(仮) 黒船公演(1部・3部) @ 汐留AX(8/10)

汐留アイドルカーニバル2011 @ 汐留AXにて、アップアップガールズ(仮)blogwikipediaがライブをやるとのことで行って来ました。




1部・3部 黒船公演

1部 セットリスト
  1. チュッ!夏パ~ティ (三人祭)
    • MC
  2. HAPPY! Stand Up (Berryz工房)
  3. 好きすぎて バカみたい (DEF.DIVE)
  4. Danceでバコーン! (℃-ute)
  5. リゾナント ブルー (モーニング娘。)
  6. 同じ時給で働く友達の美人ママ (S/mileage)
    • MC
  7. 少女飛行 (ぱすぽ☆)
  8. 付き合ってるのに片想い (Berryz工房)
3部 セットリスト
  1. ギャグ100回分愛してください (Berryz工房)
    • MC
  2. 夢見る15歳 (S/mileage)
  3. kiss me 愛してる (℃-ute)
  4. シャボン玉 (モーニング娘。)
  5. 奇跡の香りダンス。 (松浦亜弥)
  6. This is 運命 (メロン記念日)
    • MC(竹中夏海登壇)
  7. 少女飛行 (ぱすぽ☆)
    • MC
  8. 大きな愛でもてなして (℃-ute)
日頃はハロプロの名曲たちをベースにライブ活動を現在行っているアップアップガールズ(仮)。

ハロープロジェクトの研究生、ハロプロエッグを卒業したメンバーで結成されたグループなので、今まで散々バックダンサーとして舞台に立ってきた素養が活かせる、かつ振りつけもだいたいは踏襲しているあたりではそのチョイスは活動しやすいし、お客さんもハロプロエッグ新人公演(ハロプロエッグの定期的に行われていた発表会的なライブ)の内容もそうだったからノリやすいという面もあるので、それで場が成り立ってたのは確かですけど、やはりエッグを脱したのだから、何でも挑戦していこう!と言うテーマも掲げられている彼女達。

アイドルカーニバルの担当者側とアップフロント側、そしてオファーを受けた(ぱすぽ☆振り付けなどで最近話題の)竹中夏海のコラボと言う形で今回のものが実現したそうです。

ハロプロ/アップフロント外の人を招いてどういう風になるか、と言うことで、アイドルヲタの側面も持ち合わせた竹中夏海が今回プロデュースを行ったもの、それが「黒船公演」だそうです。

この日は3部制でしたが、2部は白船公演と言うことで、竹中夏海ノータッチっぽかったので見ませんで、1部と3部のみ見ました。チケット代1000円はありがたいですね~。

セットリストは別枠で載せておきましたが、ぱすぽ☆のメジャーデビューシングル「少女飛行」を、ぱすぽ☆たちが使用するカートも借りた上で演じてました。これが見どことですね。(カートを転がしたのは佐保/関根でした。)

渋谷あたりで活動している地下アイドル/ライブアイドルだと、人の曲を歌ってライブすることなんてざらなんですけど、ハロプロ界隈の人がほかのアイドルグループの曲を披露するっていうことはなかなかないですね。(あんまそういうことやっちゃうとアイデンティティが崩壊しますからね)その点でレア、かつ、今自分が最もはまっているぱすぽ☆を、ひそかに応援し続けた佐保明梨ちゃんや元エッグの子らが演じるっていう、「そう来たか!」ってあたりが興味深いものでした。

その点について実際どうだったか、ですが、この日は森咲樹、古川小夏の2人不在、5人編成で臨んでまして、ステージにおける高いアイドル力を発揮してアップアップガールズ(仮)を牽引することになりそうな古川小夏ぬきっていうあたりでのインパクトは少々欠けていた。

ぱすぽ☆の「少女飛行」においては、決めのフォーメーションにてリーダーの根岸愛がセンターを務めているのだけども、そこを仙石みなみちゃんが務めていた。

やっぱり仙石みなみちゃん、UUG内では年齢が一番上っていうことと、キャリアの深さ、実力面でも安定感があるのでリーダーのポジションが違和感なくこなせていてしっくり来ました。面白かった(笑)。

佐保明梨、関根梓 両名はステージにおける実力が高いなーっていう面で安心してみられるだろうと思ってましたが、実際もそんな感じで、練習時間がほんと少なかったらしい「少女飛行」もそれとなくこなしててさすがだな、と思った。

それに対して、新井愛瞳、佐藤綾乃の2人がちょっと「うろ覚え」感すら漂うパフォーマンスで(愛瞳ちゃんはいつもちょっと不安な動きを見せてくれるw)この子らの為に時間かけてあげて欲しかったなーと思うのは否めなかった。

結果として、練習には参加していた欠席2名を含める7人総勢での黒船公演追加も発表されたので、その頃には少し新井、佐藤のダンスも安定するのかなと思うところですが、さて、どうなることか。

あと、ぱすぽ☆と比較して思ったところですけど、ぱすぽ☆本人たちのステージにおいても、オケにレコーディングされた声が入っていて、被せる形で生歌も入れてるわけなんですけど、UUGさんって全部生歌なんですよね。(ここらへんはハロプロの流れを汲んでいて個人的にとても好きな部分です)

なので、純生歌少女飛行の歌唱面での「(オリジナルと比較した)貧相さ」が際立ってしまって、何が悪いってわけではないのですが、少し物足りなさを感じてしまった。

これは歌詞飛びかマイキングの悪さかわからないけど、やっぱりぽっかり抜けちゃう部分があるんですよね。いずれにしても「時間が足りなかった。時間かけたらどうにかなった」感が強かった。

日頃ハロー界隈しか見ない人がどう思ったかもわからないし、竹中先生経由で来たぱすぽ☆ファン(パッセン)も一部居たので(自分もどっちかっていうとそっち側ですけど)、それぞれ評価が分かれそうなところですが、一応両方今まで見てきてる身としてはとても面白かったの一言に尽きる企画でした。

あと、個人的に一番ぐっときたのが、佐保明梨が選ばれなかったS/mileageをUUGが披露するっていうところ。しかも1部では美人ママ、2部では夢見る15歳。

ネット上では勝手に「スマイレージに選ばれなかったことを根に持っている佐保明梨」説が存在していてどうのこうのっていう妄想が意外と鉄板にはなってますけど、いつもと変わりなくステージをこなす佐保明梨のその姿に一人でぐっと来たのは確かでした。

早いところUUGにもオリジナル曲を持たせてあげて、スマイレージと肩を並べて「成長したエッグたちがメインで盛り上げる場所」を目の当たりに出来る日を楽しみにしております。(とは言っても別にそんなに昔からエッグおっかけてたわけじゃないんですけどねw)

MCについても少々書いておくと、2部の最後のMCにて竹中先生が登壇させられて、マイクにて挨拶させられていたのですが、この日での出囃子を黒船にちなんでリア・ディゾンをチョイスしたことについて、新井愛瞳ちゃん(13歳)がリアを知らなかったという話題などが出ていた。

ハロプロエッグに加入した頃が小学1年生で、昔はピアノの下にもぐりこんで出てこない、塗り絵を始めたなどと言うエピソードをさらされて、半泣きで「塗り絵はやってません!」と弁解する様がかわいらしかった。でも竹中先生に「ピアノの下はもぐったんでしょ?」に対して「もぐりました」は良かった(笑)。

あと、3部最後の曲として選択された「付き合ってるのに片思い」、これは自宅にて紅白歌合戦にて竹中先生がかつて目にし「アイドルの振り付けって面白い!やってみたい!」と決断したと言うきっかけの曲だそうで、それを最後に持ってきてるあたりの「先生なりのおいしさ」が詰まったセットリストにもなってるんだなーってあたりも面白かった。そこに添えられたいい話が仙石みなみちゃん「私たち、その頃エッグとしてバックダンサーをやってたので、先生もテレビで私たちのこと見てたのかもしれませんね!」とのこと。

巡り巡って竹中先生が振りつけをすることになったという不思議な運命と言うか、世の中の狭さと言うか、ハロプロ黄金時代の終焉/身近になったハロー!プロジェクトを感じさせるエピソードと言うか・・・、とにかく色々詰まってますね!

衣装も先生が提案したそうで、haco.の服を借りてきたとのこと。日頃「(仮)」とだけ書かれたメンバーカラーのTシャツを衣装に踊っていてあまりガーリーさがないところから、かわいい服を着せたらどうなるだろうっていう竹中趣味が反映されたものだったみたいです。

佐藤綾乃曰く「私、日頃こういう服着ないんですけど、どうですかね、似合ってますかね?」とちょっと照れてる様子も良かった。新井愛瞳ちゃんはさすがに「着させられてる感」が若干出てたけど(笑)、まあなちゃんはこれからもっともっと大人っぽくなって魅力的になっていくことでしょうから、今後に期待ですね。仙石みなみちゃんがとてもガーリーな格好が似合っていてかわいかったですね。

ハロプロって何か記号的、アイコン性みたいなものをアイドルに求めてるのかわかりませんけど、とりあえずそういうさらっとしたガーリーな服とかを衣装に選択すること、あまりないでしょうから、良い刺激となってそうで好印象です!

そんなこんなで、思うところたくさんの楽しいライブでした!

0 件のコメント: