2011/08/07

BiS 1stシングル「My Ixxx」レコ発記念 "BiSフェス!!" @ 渋谷WWW

新生アイドル研究会 BiSの1stシングル「My Ixxx」リリース記念自主企画「BiSフェス!!」が渋谷WWWにてあったので行ってきました。




渋谷WWW

「ダブリューダブリューダブリュー」なるライブハウスです。

神聖かまってちゃんが杮落とし公演を行ったライブハウスで、元々映画館だったところを椅子を取っ払ってライブハウスにしたなんていう情報を聞いてました。段差があって独特の形をしている、なんていう体験談も耳にしてましたが、細かい段差っていうよりは大きな段差が3段階あって、ステージ側から見たら恐らく満遍なく下にも上にもお客さんがいる、みたいな光景になるところなんじゃないでしょうか。

ホール内は禁煙で、奥のバーフロアが喫煙可になっていた。ライブハウスっていうよりは、やはり元映画館っていう風情があって良かった。


出演
  1. the milky tangerinemyspacesoundcloudtwitter
  2. tengal6twitterwikipedia
  3. フジロッ久(仮)blog
  4. BiStwitter

BiSのマネージャー、渡辺さんが前説的に挨拶し、終わったあとも謎の渡辺コール、出てきて締めの挨拶もしてたのですが、実質「渡辺フェス」となってました(笑)。彼の趣味ですね!

近年、ロックファンながらアイドルも聴くっていう人が増えてる中(自分もそのうちの一人ですね)で、そういう垣根を感じさせないブッキングに成功失敗気にせずに取り組んだ点、とても良いですね。会場内に入った時はそんなにぎっしりじゃなかったんですけど、終演くらいには結構会場に人が詰まってて良い感じでした。




the milky tangerine

柳田久美子さんがVocalを務める"ミルタン"こと、the milky tangerineです。

先日見た時に、知名度の高い柳田さんがセンターではないことについて、twitterにて「選抜選挙でセンターが変わります」とぼやいていたミルタンですけども、この日も立ち位置はVocal&Guitarの木枝さんがセンター、ステージ向かって右手に柳田さんと言う立ち位置だった。結局この立ち位置で安定したのかな?(笑)

BiSを見に来た、tengal6を見に来たっていうアイドルクラスタと言える客が多い印象のフロアだったけども、昨今のアイドルポップとオルタナ系のサウンドの距離感ってそんなに遠くないのかなと感じさせる雰囲気があって、それなりに盛り上がっていた気がする。

先日見た新宿LOFTでのライブの客入りは芳しくなかったけど(火曜日っつう、曜日が悪かったとも言える)、この音はもっと多くの人に聴かれたら好きな人はどんどんついて行くだろうなーって思ってたので、なんとなくこのブッキング良いなとじんわり感じたのであった。




tengal6


セットリスト
  1. tengal6
  2. ルービックキューブ
  3. Akikaze
  4. まちがう
  5. あい(※)
  6. UFO(※)
  7. Photograph
  8. プチャヘンザ!
※はタイトル正式表記ではありません。
2番手がtengal6。

ドラムセット、アンプの類を片付けたらすぐってあたり、ツナギが良いのかどうか。(この後フジロッ久(仮)も出てきますからね。まあ、ロック見て、アイドル見て、ロック見て、アイドル見てっていう流れですかね)

短期間ながら結構回数見てるわけですが、じわじわとライブにおける「ノリ」が良くなってる印象を受けて、楽しさも増して来てます!

しかしながら、振り付けらしい振り付けがある「Photograph」「ルービックキューブ」「UFO」以外のゆるさが相変わらずで、何にしてもステージに上がってる彼女たちが楽しそうにわちゃわちゃしてるのが微笑ましい。これ、でもステージのプロ中のプロみたいな人が見たら「なんだ、この素人臭さ丸出しのは!」って言われても仕方ない感は否めない(笑)。しかし、tengal6ってそういうところが良いのであって、彼女たちはいつまでもステージに慣れすぎることなく、ゆるさを保ち続けて欲しいなと思える、そんなライブだった。

この日の難点を強いてあげるとしたら、彼女達が悪いわけではないのだが、音がとにかく小さかった。せっかく良く出来たトラックが本当に勿体無かった。ボーカリスト然としていない、もしくはマイクさばきが卓越していない「まちがう」を地で行く彼女たちのパワーが足りないのは仕方ないとして(そういう部分での技量を制作側が求めてないだろうし、求められてないとも思う)もうちょっとマイクの音量、トラックの音量は上げても良かったのではないか、と思った。

何らかの経験があってミキサーを担当している技師がライブハウスにて卓の操作を行っているんだろうけど、恐らく得意不得意もあるとは思うのだが、アイドルのマイキングの不安定さに四苦八苦している様っていうのは結構見られるんだけども、それの対策だったのかどうか。(特にtengal6はワイヤレスマイクを使っているので、ステージ中のアーティストに対する中音と呼ばれるオケの返しをマイクが位置次第では拾いやすい=ハウリングが起こりやすい っていうあたりが卓担当者からしたら難点だったのかもしれない)

tengal6のライブにて知り合った方が1名来てたのだが(知り合いの知り合いだった)、やはり彼も「音が小さかった」と漏らしていた。tengal6のファンって結構曲が好きだ、っていう側面で見てる人多いだろうから、良い圧の環境でtengal6聴きたいですね。線の細い声(特にayakaちゃん、yumiちゃんあたり)が埋もれずに、音量もでかく、これが達せられた時は大きな声でプチャヘンザ!したい次第です。ちなみにプチャヘンザ!は2011/10/28発売予定だそうです。ももいろクローバーの2ndシングル「未来へススメ!」に収録されてる「ももいろパンチ」のRemixを担当したtofubeatsが楽曲提供したそうです。聴いた感じ、それまでのtengal6のトラックをずたずたにして散りばめたようなカラフルな曲だなと言った印象。もっと繰り返し聴いてみないとなんともわからないですね。10月の楽しみが一つ増えました。

そういえば、この日は久しぶりに2ショットチェキなんていうのをやっていたので、以前下北沢SHELTERで初めて見た日にもやってたのだけども、その時はメンバーの名前すらわからない状態だったので、この日はやってきました。500円。安い!

時間があればメンバー全員と2ショット(6×500円=3000円!)撮りたい気持ちはあったのだが、1つ1つサインして、談話してと濃密に接してくれていたので回転が悪く、会場の捌け時間の都合もあって打ち切りが早かったのでyumiちゃんだけにしておいた。

2ショットを指名しないメンバーに話しかけたりするのってなんだか申し訳ないんだけど、笑顔で見送ってくれたりと、ほんと素敵な子たちで結成されたグループなんだなーと強く魅力を感じました。にしてもyumiちゃん、ayakaちゃん人気高いなーとチェキ撮影の指名具合を見ていて思った。あまり「推し順」みたいのを文字にしたくはないけど、確かにもう一人だったら誰と撮るか、と問われたらayakaちゃんを選びそう。

でもリーダーのレペゼン関西 erikaちゃんもとても気さくで、声が低くてハスキーだけども良い子ですよ。いつか2ショット撮ろうぜ!そんなつもりで笑顔でさよならしました。

余談ですが、先日原宿で行われた「まちがう」全国流通記念ライブにて行われた高速スパムとのコラボ音源もこの日にもらいました。

思ったより音はクリアで、ライブにおけるtengal6のテンションの高さが楽しめるものになってました。それにしても毎回アートワークが良いですね。盤面には特にプリントなにもないですけど、厚紙にビニールのCDケースがノリで付けられてるDIY感溢れるアイテムになってます。




フジロッ久(仮)

以前ステージ上から浮き輪などを投げたりしていたフジロッ久(仮)。枕が飛んできて「食らって地味にむっとした」みたいな話も小耳に挟んだりもしたのだが、この日はドリフでおなじみの金たらい(既にぼこぼこ)持参で来た。これ飛んできたら結構危ないなとは思ったのだが、案の定手前の客には飛んできたっぽい。でもこんなこと書いてると物を投げるバンドに思われそうだが、決してそういうわけではない。

しかしながら、ぼろぼろの衣服に目の辺りを帯状に黒く塗ってきたボーカルの彼がおっかない雰囲気をかもし出してたのは間違いない。けれども、語り(MC?)からのアカペラと言える流れのうまさは見事だなーと前回同様感じた。

きれいな、新しいライブハウスでやったら怒られそうな暴れ方をするので、なぜだか見ていてひやひやしていた。金たらい叩いていた鉄の小さな棒、それまで最後宙に投げたのだが、あれ当たったら危ないから、目で追って逃げる準備しておこうと思ったのだが、最前列の客あたりに落下した。と思ったら、受け取っていた金たらいでうまく回避してる様は爽快だった。

音楽的なことを全然このレポートにかけてないのだが、最後に一言付け足しておくとしたら、目を離してる隙にパーカッションの人のドラゴンロケットを食らったのは痛かった。




BiS



ラストがBiS。

セットリストは以下。

  1. パプリカ
  2. animal
  3. マグノリア
  4. Give me your love 全部
  5. nerve
    • MC
  6. スプリットブレインシンドローム
  7. BiS
  8. My Ixxx
    • MC
  9. nerve
    • アンコール
  10. レリビ
    • アンコール
  11. nerve

主催グループにして、1曲目「パプリカ」って、なんか大ボス登場した感があって良いですね(笑)。

2曲目、「My Ixxx」収録のエモ・クラシカルメタル・アイドルポップと言えるど変態曲「animal」でBiSメンバーは水分補給(笑)、新曲はまだまだ板についた感は少ないのは否めないながら、わちゃわちゃ感がかわいい公募採用曲「マグノリア」をこなしてからの「Give me your love 全部」の定番キラーチューンが来るっていうセトリも結構憎い。とにかく楽しくて仕方なかった。

短期間ながらほんとめまぐるしく色んなことが起こったり、起こしてきたりで太く生きてるBiS。リーダーにして「ヨゴレ担当」と自称するプー・ルイがこの日も涙を見せた。上澄みをすくいとって適当な返しをすることがあるプーちゃんのおばかな部分も好きですが、大きな舞台でやりたいと言う夢をじわじわ叶えていくことに涙しちゃうガーリーな面もほんとかわいらしいです。が、すぐけろっとするあたりも憎い(笑)。

最後の曲「レリビ」は何回か経験しているのでこっちも走り回る準備はできていたのだが、一部お客さんが確実に"巻き込まれた"状態になってて悲惨なシーンを見てしまった(笑)。が、助け合って起こしたりあって良かった。(女の子が巻き込まれてた)

そういえば、この日は前売り券で入場すると特典が付くとのことだが、BiSメンバーのプリクラだった。面倒なので画像は掲載しないけども、プー・ルイのものをいただいた。同行した後輩が不要とのことで(BiSこの日初見だったw)プー・ルイ2枚になったので、遭遇した上述の知り合いと交換してのんちゃんのものも入手した。なぜかのんちゃん版のプリクラのほうが1.5倍くらいでかかった。のんちゃんのプリクラ、少女感がはんぱねえです。

さて、ライブは「楽しくてしかなかった」に尽きるんですけど、この日最大の話題は「ハグ会」ですね。

当日会場にてCD「My Ixxx」を買った人にハグ券が渡されました。BiSメンバー1名とハグが出来ると言うもので、いつも最前列にいるトップ研究員達(TK?)は物凄い枚数のCDを購入していったらしいですが、自分は財力もないので2枚購入。ちなみにこのハグ券、有効期限を設けて、今後のイベントでも使用可能とアナウンスがあったのでTKたちは大量に買ってたわけですね。おそろしや。

当日会場で配布されていた年末のリキッドルームワンマンのフライヤー
さて、アイドルとの接触イベントでの最終手段「ハグ」。これがどうだったか。はっきりいって楽しかったです(笑)。

しかしながら、これ以上やりようがない、TKの人が大量に買う→TKと毎回ハグ、みたいな景色が出来上がると、BiSフェス行きそびれた人から見たら格差みたいの感じてならんですよね。最終手段みたいのが見られる景色がその日限定でないっていうのは意外とハードルを上げかねないことだなと思いました。が、この日売っておかないとオリコン・ウィークリーチャートへの反映がうんぬんっていうところで、数字UPに対する研究員たちによる買い支えと言える動きが結果としてそれなりのものへと結ばれたみたいで、いやいや、なによりです。(2枚程度じゃ貢献できた気分もまったくありませんが)

にしても自分は最初のBiSのライブ参加からゆけちゃん推しと決めて進んでいるので、この日もゆけちゃんを"抱く"つもりで臨んだんですけど、とてもノリの良い人なので「ゆけ!」と声を張って臨んだところ、ゆけちゃんも「たかみん!」と声を張ってがしっ!とハグできました。楽しかったー(笑)。ちなみに時間としてはがしっ!・・・はいありがとうございましたー っていう程度で、ものの1秒程度です。切ないですね。この切なさがクセになりますね。恐ろしいです、ハグ。禁断の特典です。

ハグ、行き過ぎて「お姫様抱っこ」とかよくわからない使い方してる人も居ました。無法地帯・・・。しかしながら、あまりいやらしい傾向なしに、みんな(本人たちやスタッフも含めて)楽しんで臨んでいる様子は良かった。

また次のリリース時にこんなのがあったら、今度はお金蓄えてもう少しループしたいなと思える、そんな思い出深いイベントとなりました(笑)。

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