2011/03/02

ゾンビ映画"デッドランド"を見てきた

激・低予算ゾンビ映画「コリン」上映前のゾンビ映画特集なるものがヒューマントラストシネマ渋谷にてやっていたので、予定がついた「デッドランド」の回だけ見に行って来ました。




「デッドランド」とは・・・

あえてこれを選らんだわけじゃないんですけど、これに当たってしまったので、せっかくなので解説を少々・・・。

とは言っても、自分もゾンビ映画通でもなんでもないので詳しくは書けませんので、映画上映前に評論家の方が喋られた内容からの引用がほとんどだと思ってください。

アメリカの映画だそうで、原題は「DEADLANDS2 Trapped」とのこと。「1」に当たる作品はオリジナルビデオ映画としてリリースされたそうで、ゾンビ映画通の間で評判がよく、それが高じて劇場公開用作品として「2」が撮り下ろされた、とのことでした。

上述の「コリン」が異様に少ない予算で撮られた映画とのことですが(製作費45ポンド、日本円で約5800円らしい)、「デッドランド」も50万円程度と、映画にしては低予算の部類に入るとのことだった。

で、低予算映画って制作者、スタッフ、キャストの映画に対する愛で出来上がってる部分が大きく、ギャラが出なくても面白い作品を作ろう!っていう熱意の塊が評価点みたいなことをその評論家さんがおっしゃってたので、そんな部分に注意して映画に臨んでみました。

ちなみにストーリーをざっくり書くと「政府のゾンビ兵器研究の題材に使われることとなった とある街。ゾンビ化ガスが撒かれ実験スタートとなったが、ゾンビ化を免れた数名がどんどんおかしくなる街の様子に気付き逃げ込んだ映画館で八方塞になる。ゾンビにかまれた友人をかばって脱出方法を模索するが、ゾンビの数は増えるばかり。やがて実験終了の時間を向かえ、街ごと消されることとなった」です。これ以外何者でもなかった(笑)。

ちなみに日本初公開作品で、それが「DEADLANDS 2」だけども、邦題は「デッドランド」(つまり、これが1作目扱い)してくれて構わない、との監督側からの言葉があった為に、このタイトルになった、とのことでした。




デッドランドを見た感想

ツッコミどころが多すぎて一個一個書いてるとキリがない映画でした(笑)。

まず低予算っていうのは聴いていたし、DVD上映だったので画質があまりよくない点、これもわかった上で見てました。いやー、この日1000円鑑賞デーでよかったですよ。これ1500円とか払ってたら浮かばれなかった(笑)。

クソかクソでないか、そういう視点で話すのは避けます。クソっていうより、ゾンビです。ゾンビ。


まず、印象的だったのが、ゾンビの女王みたいな、ウェディングドレスを着た大物っぽいのがずーんと登場するシーン。

あとでこれ、主役たちに物凄い襲い掛かり方するんだろうなーと構えてみていたのですが、そのシーン以降登場しませんでした(笑)。これには拍子抜けしたwwwww

そう、この映画、あらゆるゾンビ名作映画のオマージュがちりばめられているとのことで、評論家さんが「ここにお集まりのゾンビ映画ファンの皆さんでしたら、制作側のゾンビ映画愛を多分に感じ取っていただけるのではないか」なんて言ってたので、にわかファンの自分が興味本位で見たのではこの映画の面白みに存分に触れられないのではないか、と思ったのが的中と言ったところでしょうか。

ちなみにこの「強そうな女王ゾンビ登場」のくだり、同じ劇場にたまたま居合わせた某バンドのドラマー女子はオマージュ元がわかっていたみたいで、楽しそうにその辺を語ってました。ちくしょう・・・。


あと、パニックになっていく過程で、友人をゾンビに噛まれた件から篭城することになる映画館に行く辺りで、当初は「はは、酔っ払いが目の前で倒れたぞ、助けなくて良いのか」なんて言う風に触れられていたのが、映画館に入ったあたりから「(明らかにゾンビが)うろうろしてやがる!」みたいな発言、意識に変わってるのも面白かった(笑)。

色んな繋がり、構成、段取りを吹っ飛ばすゾンビパニック! 適当っていうより、そんなところの整合性なんかどうでも良いと言った、ゾンビ部分に時間を割きたいゾンビ愛がそんなところから勝手に感じられたのでした。


あと、ゾンビが猛烈に走ってくるシーンがあったのですが、あまりメイクされてないエキストラが混ざってて、それが結構わかっちゃう&ゾンビの癖にすげえみんな猛ダッシュで走ってくるあたりも面白かった(笑)。

上記、居合わせたドラマーMちゃん曰く「ゾンビって普通ふらふら、ゆっくり近づいてくるものなのに、あの走りっぷりはないよ(笑)」とのこと。確かに・・・(笑)。

薄暗いのでメイク云々は細部まで見えないのが実ではありますが、でも結構ナチュラルな人いた気がするなぁ・・・(笑)。




最大のツッコミどころ

こんな感じで「何ここwwwww」っていうシーン満載のデッドランドですが、印象的だったのが評論家さんの前説で出たフレーズ。

「今年恐らくソフト化されてレンタル屋などにも並ぶと思うので、ぜひまた見てください。おまけとしてDEADLANDS1に当たる作品が付くはずです」とのこと。なんで1がおまけなのwwwwwww

もうこうなったら1も見たいです!

席が全然余ってなくて、最前列で見ていたので首が疲れたのでした・・・。しかしこういうゾンビ映画特集みたいの、なかなかない&面白い&くだらないので(笑)、またぜひやって欲しいですねー。

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