2010/05/22

place called space,見汐麻衣 @ 阿佐ヶ谷Next Sunday

place called spacemyspaceのライブがあると言う情報をtwitterで目にしたので、急遽行ってきた。

場所は阿佐ヶ谷Next Sunday




出演とざっくり感想

ライブハウスに通うようになった2000~2001年頃、きっかけは浪人中(99年)にヒカシューのサイトの掲示板で知り合った福岡で音楽活動している人だった。

東京へライブしに来ると言うノントロッポ(当時結成したてだった)と一緒に東京に来るというので、せっかくだから見に行った。

福岡にはこんなバンドが居るなんていう話をよく教えてもらっていて、その方の音源なんかもこっそり送ってもらったりしていて、福岡の漠然としたものにワクワクしていたので見れるのは楽しみだった。

高円寺20000Vでノントロッポはライブをやったのだが、その日、いらしていた福岡のAさんと話していて軽く紹介してもらったのがplace called spaceこと、大木さんだった。

背の高い女性だなと漠然と思っていたのだが、とても良い音楽をやっていると教えてもらった気がする。

巡り巡って、それからちょくちょくライブハウスに行くようになった時に大木さんのライブを見に行くきっかけが出来た。それと同時だか前後だかはうろ覚えだが、下北沢のハイラインレコーズにて取り扱いがあったので大木さんのCDも手に入れて、よく聴いていた。

元々福岡だかは不明だけど、西日本の方なので、山口県出身の二階堂和美とも古い仲だったとかそんなで、二階堂和美と一緒にやってるライブなんかはとても印象強く残っている。(コラボも2回はしていた。キャンディーズ歌ったりしてた)

いつだって結構聴きたいと思ってはいたものの、自分の生活の変化と、大木さん自体の活動が目立たなくなっていったのも含めて、久しく見る機会はなかった。(その後口ロロに加入したりもしてましたからね)

twitterで身の回りの人、お世話になってる人のつぶやきを見てライブ情報なんかを得たりしていたのだが、LUSHのブッキングでお世話になっていた劔さんがよく誘ってくれていたコドモアズでギターボーカルをしていた(その時は既にコドモアズは活動してない状態だったけど)見汐麻衣さんのライブ予定に大木さんの名前を見つけたのがきっかけでこの日見に行くことになった。

取り置きを、ちゃんとお話したことはない見汐さんにお願いした。twitterはその辺がフレキシブルで良いなと思う反面、ひょいと知り合ってしまうあたりも怖いなとは思った。会場にて、帰り際に見汐さんに挨拶をした。取り置きありがとうございます、と。

見汐さんはGibson SGを弾き、Holy Grailだったと思うが、リバーブを深くかけたエフェクトで、少しどろりとしたギターの中にしっかりとした歌声で歌っていたと思う。結構良かった。

大分からいらしていたミワサチコさんの音があまり思い出せないのだが、東京で活動している知り合いの方がゲストでベースを弾いていたようだ。

ポコペンさんはかの有名なバンド、サカナのボーカルの方と言うことで、サカナを聴いたことはなかったが、どんなだろうと興味を抱いていたのだが、ガーリーな感じと言うより、しゃきっとした歌声の方だった。演奏を始めたものの「なんか違う」と違和感を感じてとっさに仕切りなおしたのが印象的だった(笑)。

MCでは自身の名前について触れ、活動歴が長いので今更どうにもならないが、もっとかっこいい名前付けておけば良かったなんて口走ったりもして客は笑っていた。

久しぶりに見たPlace called spaceこと大木さんは、彼女のトレードマークとも言えたリッケンバッカーではなく、ナイロン弦のギターで演奏していた。

Bonnie Prince Billyと言うミュージシャンの"A Minor Place"のカバーをやったり、とんちピクルスの"夜風"、加藤和彦"ドゥーユーリメンバーミー"など、人の曲を積極的に歌うところは昔見たまんまだった。(昔見に行っていた際は大橋純子「シルエットロマンス」とか都市レコード「雨の広場から」など歌っていたのを記憶している)何を歌っても大木さんの雰囲気が崩れず、美しくもかっこよくもあり、不思議な魅力があって、やっぱり素敵だなと思った。

しかし、この日ミワさんあたりから「ステージ上がってもMCで喋ることがうまくできないから、見汐さんはたくさん喋れてうらやましい」みたいに言ってたことで、"喋ること"についてMCで触れる流れが出来ていた気がするのだが、大木さんは「楽屋芸人だから、ステージ降りたらたくさん喋るんですけどね」なんて言いつつ、チューニングに専念したりとギャップを見せたりしていた。

Next Sundayに来たのが確かこの日初めてだったのだが、友人の原田光平くんから聞いていた「レーベンブロイが300円で、とてもおいしい」と言う点を思い出して飲んでみたのだが、小さいがジョッキもよく冷えており、とてもおいしくいただけた。量より味で満足できるビールを提供しているライブハウスってなかなか少ないので、ビールファンとしてもおすすめのお店と言える。

上記の語り口だと大木さんと面識がありそうだけども、久しぶりに見に行ったこともあって、向こうが覚えてないであろうこともあったりで、緊張しすぎて何も挨拶できなかった。

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