2010/05/24

AKB48 teamB公演 @ 秋葉原AKB48劇場

AKB48のチームB「シアターの女神」公演wikipediaに当選したので見に行ってきたのでした。




感想

2011年5月に回想しても、かなーり曖昧な記憶なので、当時メモしたmixi日記を頼りに見た感想を記しておこうと思います。

この日は2010年の新チーム編成になってからチームBとして2回目の公演とのことで、緊張感のある公演だった記憶がある。

もはや研究生公演すら当たらなくなったと言える状況で正規チームの当選を果たしたのは本当に運が良かったと思うのだけども、よりによって まだまだこなれてない「シアターの女神」公演が見れると言うこと、これは本当にありがたかった。ちなみにこの日が初めての研究生以外の公演を見た日でした。

以前、タカミのアイドルヲタ道の師匠と言えるガガキライズの吉澤くんが「(旧)チームK公演に当たったことがあり、見に行ってみたらノーマークだったけど"ともーみちゃん"(河西智美blogwikipedia)がなかなか凄くて感動した」と言っていたこともあったので、この日新チームBに移籍となった"ともーみちゃん"を見れると言うことで構えてみていたのだけども、彼女も素晴らしかったのだけども、もっとインパクトのある動きを放っているメンバーが居たのでした。

"うなちゃん"、"きたりえ"などの愛称で親しまれる北原里英blogwikipediaでした。

ドラマ「マジすか学園」では中堅所を固めた、物語の間繋ぎを担ったチームホルモンの一員として登場したことで、登場回数、露出時間は結構長かったのでもちろん顔と名前くらいは知っていたのですが、中堅ゆえにあまり知らなかったのでノーマークだったんですけど(特に好みだったわけでもないし)、AKB恒例?の巨大ファン奉仕イベント(サイン会)がこの公演の前日、前々日に幕張あたりで行われていたせいもあってか、結構疲れてそうなメンバーが多い中、顔は明らかに疲れた顔しつつも非常にキレのある動きを見せ、かつ 団体で見せるから全体の息が合ってればOKで個々の技量はあまり高い印象のなかったAKB48の中でも頭一つ出てるのではないか、と思わせるパフォーマンスに目を奪われたのでした。

ステージに上がるアイドルはそれぞれ色んなプロが居て、笑顔のプロ、スタイルが良くてセクシーなプロ、ぽっちゃりしてるけど癒しオーラを放つプロ、多種多様だと思います。しかし、ショーをやる上では技量があった方がかっこいいし目立ちます。かわいくなくても踊りが凄いと感動させることが出来る。かわいいだけがアイドルではない。北原里英は万人に愛されるルックスっていうよりは、そうではないかもしれない。(実際生で見たらそりゃかわいいんですけど、写真レベルで万人ウケするタイプではないと思ってます)

その中で、見る人を選ばないパフォーマンスを放てるって言う「ステージのプロ」、そういうものを彼女から感じたのです。これは素直に感動した。



あと、この新チームBから正規チームメンバーとなり、研究生から昇格を果たした佐藤すみれblogwikipediaをやっと目撃できたのですが(研究生公演に何回か行ってるくせに、1度も彼女を見ることはなかったので、今回が初でした)、リーダーの柏木由紀blogwikipediaと同じチームになったことで、モーニング娘。ハッピー8期オーディション落選となった2人が同じステージに上がる瞬間を見ることになったっていうのが熱かった。

リアルタイムでハッピー8期オーディションを追いかけてた人だったら余計になんとも言えない気持ちになるとは思うのですが、自分はアイドルヲタ歴が浅いので、自身で調べて勝手に追体験しただけなので、お前が語るなっていう感満載ですけど、いやー、でも、今日モーニング娘。のメンバーの名前を挙げられる一般の方が明らかに減り、逆にAKBメンバーなら10人は名前と顔が一致するっていう方、多いと思います。その時点でモ娘のおいていかれてる感が半端ないなと思うのですが、娘がダメで、アイドルになることの夢を捨てきれずにAKB受けて、結果としてもうちょっと日の目を見ているっていうこの差。天国と地獄とまでは言えませんけど、でもこの差がドラマティックで、勝手に感動してみてました(笑)。

すーちゃん、頑張ってきて良かったね!!!とか思ってたら泣きそうになりました(笑)。

さて、パーソナルな部分はおいておいて、2回目の「シアターの女神」がどうだったか、ですが。

1曲目冒頭から「勇気のハンマー」でスタート。薄暗い中、ヘルメットについたサーチライトが客側を照らして顔がよく見えない演出と、金属を叩くようなインダストリアル系リズム(笑)、つるはし、スコップを持ったメンバー達の姿に正直戸惑った(笑)。

渡り廊下走り隊に所属するまゆゆこと渡辺麻友、平嶋夏海の2人が不在で、確かあとは全員居たと思う。アンダーに誰が入っていたかは忘れてしまったが、ほぼ全員揃ってるところはえらい感動した。つか、そんなところで感動してちゃいけないんだけども、2010年5月前後のAKB劇場公演は、とにかくスケジューリングが人気急上昇に伴って難しい状態で、研究生公演ばかり or 正規チームの公演が出来ても人気メンバーは悉く不在なんていうことが当たり前だった。

「シアターの女神」公演中で唯一のソロ曲「夜風の仕業」でもリーダー柏木由紀がちゃんと出てきて歌っていたのも良かった。それまで見たことがあったAKB48劇場の公演でソロステージは、前座ガールズ(研究生が日替わりで務める)の「ロマンスかくれんぼ」程度だったので、人気メンバーが放つカリスマ性ときらめきみたいのを存分に体験できたことはとても良いものだった。

あと、この日の公演で特筆すべきは"KK"こと小林香菜blogwikipediaの生誕祭があったこと。

生誕祭なるものがあるっていうのは耳にしたことはあったものの、基本的にアイドルは「ただ見に行くだけ、特に参加はせず」みたいなスタンスでこの頃あれこれ見に行ってたのですが、生誕祭に遭遇できたわけです。

アイドルヲタでない人にわかりやすく説明すると、誕生日が近いメンバーが公演に出る際に、一部の有力/強力ヲタの方たちが決起して「生誕祭実行委員」を立ち上げ、カンパを募り、公演当日にそのメンバーの好きな色/イメージカラーのサイリウムを、そのメンバーが目立つ曲で会場中で振る為に事前に配布したりするヤツ・・・で良いと思います。(自分もいまいち説明が付かないんですが、体験してるレベルではそういうものだったと思う)

サイリウムを手にしていない客に積極的に声をかけて、2本のサイリウムを配布する実行委員さんたち。開場前には、運営側が日ごろ使っている脚立と拡声器を借りた上で会場のグルーヴ感を出す為の生誕祭説明をしていた。そういうものすべて初めて見たので、熱烈なファンと運営側のコラボレーション作業なんだなーと痛感した。

ロビーには上記の花なんかも飾られたりと、雰囲気も既に違くて良かった。

が、問題なのが、この時自分は小林香菜をあまり存じてなかった(笑)。そりゃ2009年末の研究生公演しか見てこなくて、AKB出演のテレビ番組もろくに見ない人間じゃKKを知る由もない・・・。

あと、もっと問題だったのか、旧チームKのメンバーってことで、なかなかキャリアが長いメンバーではあるんだけど、あまり表に出てくるメンバーではなく、生誕祭の説明書きの紙にも書いてあった"サイリウムを一斉に振ってください"な曲でも彼女はあまり目立つシーンがなかった点。

「ロッカールームボーイ」「潮風の招待状」で振ってくれと説明には書いてあったのだが、「ロッカールームボーイ」では北原里英の動きがやっぱりずば抜けているのであまり印象に残らず、「潮風~」に至ってはアンコール前のセットリスト最終曲バラードナンバーってことで、普通にサイリウムがゆっくり振られてキレイみたいな始末。

AKBはメンバーが多い故に、目立つ子も居れば、目立たない子も居る。しかし目立たない子があってこその劇場公演の華やかさにもなってると思うし、個々にオーディションをくぐり抜けてきた個性豊かなかわいい女の子たちばかり。

たまたまKKに心を奪われたファンもそれなりに居るとは思うのですが、KK生誕祭に当選できずでカンパしか出来なかった人とかもいると思います。そしてせっかくの生誕祭なのにいまいち目立つポジションがないっていうメンバーも居ると言うこの現実。

AKBの劇場公演ならではの歯がゆさみたいのを勝手に想像してしまった日でもありました。(単独コンサートとかだったら、誕生日重なってたらセットリスト的に、その子が目立つ曲を設けたりとか、運営側も気を利かせられるとは思うんですけどね。劇場公演だとそうも行かない)

ちなみに、生誕ケーキ登場みたいなシーンがあったのですが、およそ60人超のメンバーを抱えるAKB48。毎回ケーキ出したり、ケーキを劇場にうっかり落としたりすると問題があるせいか、ろうそく以外はフェイクだったみたいですね。

その辺をこの日持ってきたのは上記の"すーちゃん"と一緒に研究生として劇場にて鍛錬を積んできた"まりやんぬ"こと、鈴木まりやblogwikipedia

まりやんぬの心からのおめでとうに加えて、彼女の本音告白があったのだが「いつもレッスンの時とか、たまに冷たくされて、本当に嫌われてるのかと思って悲しかったけど、そうじゃないんだよって言ってくれたのが嬉しかった」みたいな話で、KKとまりやんぬ二人して嬉しいのかなんなのかよくわからない涙を流すシーンは、なんだかもやっとした。

そりゃ、こんだけ大勢の女の子居たら、馬が合わないメンバーも同じチームになる可能性もありますからね。

この抱擁を持って彼女たち2人が、変に冷たくしあってしまってもギクシャクしない関係が築かれたのではないか、と思うとほっとする出来事でしたが、やっぱ色々あんだなーと、KK生誕祭については初めての経験と言うことも込みで色々考えされられました。




そんなに書くことないと思ったら結構長くなってしまいました。初めて見たチームB、やっぱり楽しかったんですねー。熱が冷める前にレポートを書くことを常々意識していたのですが、1年経っても冷めない熱、記憶があるっていうAKB48劇場、また足を運びたいものです!

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