2009/09/21

神聖かまってちゃん @東高円寺UFO CLUB

「チーム変態」っていう酷い名前のイベントがあったので行って来ました。

場所は東高円寺UFO CLUB

<注意>
当記事中、流血画像があります。閲覧にご注意ください。



出演



余談
この日も節約の為、自転車で高円寺まで向かったのですが、2日連続で高円寺に自転車で来るっていうのはなんか良いですね。

高円寺は住んでみたいなと思える面白い街なので、地元民にでもなった気分でした。
(まぁ、片道40分くらいかかるんですけど・・・)

自転車で現場に着くと渋谷LUSHで毎月第二金曜日の夜に開催されているDJイベント「ありとも」でおなじみの顔がちらほら。
特に待ち合わせていたわけじゃないけど馴染みの顔に会えるって良いですね。
さぞかし人が入るだろう&UFO CLUBは狭いのでパンパンなんじゃないかと言う懸念から少しうんざりしていたのですが、少し拭われました。

ちなみにこの日はチケット完売、当日券もなしと言う状況でした。

かまってちゃんの映像を毎回撮ってる第六のメンバーとも言える竹内くんもカメラを持って来てました。
YouTubeにアップされているかまってちゃんのライブ映像は竹内くんによるものが多いですね。



オープニング

最初はオープニング習字(笑)。

冒頭から意味不明度満載な異様さで見てる側の期待が膨らみます。
女子2名による巨大筆による出演バンド名記入→「チーム変態」の文字がでかでかと紙に書かれていきました。

バックでは誰だかよくわかりませんがドラム叩きながら声をデジタルディレイか何かでホールドさせながら出演バンド名でノイズが出来上がっていくようなパフォーマンスがありました。



まず最初がチッツ


チッツ、初めて見たのですが、関西のバンドだそうですね。
Vocalのやや小柄な濃い顔した男性が上半身裸で力強く歌謡する!っていう歌謡色の強いロックバンドでした。

この歌謡センスが実に良かった。
古臭すぎないながらもストレートな音楽性で、そっち系がそんなに抵抗ない人だったら誰でもかっこいいと思えるような力強いステージでした。


途中客側に出てきて汗まみれの体でのパフォーマンスも繰り出してました。
最初のバンドから満員の客の中突っ込んでくる時点でもう見てる側としてはウキウキですね。この先何が起こっても大したことないだろう、そう一瞬思ってたのですが、少なくとも最後に出てくるオシリペンペンズが、過去見たライブで酒の瓶を叩きつけて割って暴れてたのを思い出して「まだまだ何か起こる」と思いました(笑)。


2010/05/08 写真追加分(3枚)





お次がシャムキャッツ

シャムキャッツはイメージ的には高円寺っていうよりは新宿motionや渋谷LUSHなどの都会的なライブハウスでのスマートな演奏をするバンドかなと言ったイメージが漠然とあったのですが、以前の十代暴動社企画の「にゃんにゃん温泉」とかそんなタイトルの企画にてレシーバーズポンポンヘッド、猫っかぶりゼネレーションなどとUFO CLUBにて対バンしていた経緯から、そっち寄り(そっちってどっちだかよくわかりませんが)のカラーも持ってるのかなーと思いつつのこの日が初見となりました。


見た目は結構若そうでスマートな風貌、これはだいたいイメージと大きく変わらなかったですね。
そして演奏ですけど、曲、演奏の面で見て結構オーソドックスながらもベタ過ぎないロックで、ポップポップしてるわけでもないあたりが大変良かった。

評判が良さそうだなっていうのは思ってたのですが、その理由もわかる気がしました。
日本のロックの、はっぴいえんどからくるりに至るまでの線路に乗っているかのような感じと言ったら伝わるだろうか。
そんなにアメリカンだったり、UKだったりっていう匂いのしない、しかしながら日本のバンドの「そういうロックやってます」っていう構えも感じられない自然体な魅力も良かったです。

個人的にTelecaster Deluxe使いがまた一人現れた、っていうのが良かったですね!(笑)。
これで知る限りで3人目。(Creepy popの浦野くんWAREKABUTOのコイデ氏にシャムキャッツのサイドギターの彼)

あれこれ思ったのはあるのだけど、さすがに見てから日が経って文章を書いているのでやや音楽性を忘れかけてますが、また改めて見たいと思ったことはしっかり覚えてます。
また見る!!!!!!




続いて神聖かまってちゃん


幕がかかっててもステージ裏の出す音がひとつひとつが「かまってちゃん」以外の何者でもないところから「次がかまってちゃんなんだな」とすぐわかりますね。
ひねりのないシンプルな鍵盤、ボコーダー機によるセルフハモリ(コーラス)、歪みまくったギターなどなど。

幕が開いてみると、なんだか様子がおかしい。
Vocalのの子の額から鼻にかけて何か黒いものがついてる。
ペイントか?と思ったのですが、どうも血が乾いたものっぽい。
「なんで血が出てるんだよ!」とツッコミたい気持ちでいっぱいになりつつ、日に日にバンド演奏の水準が上がっている音に耳を傾けてました。

1曲目終わったあたりで上着を脱いだの子でしたが、彼の腕には無数の切り傷がありました。会場どん引き(笑)。
よく見るとピンクの柄のカミソリを持ってまして、それで事前に切り刻んでいたみたいでして、乾燥して黒ずんだ切り傷があったみたいです。

で、結構暴れる曲「学校に行きたくない」あたりで「様子がおかしい」の続きが・・・。

持ってたカミソリで額を切り出しました。
血にそんなに抵抗がないと言ったらウソになりますが、でも見てる分には大丈夫だったのですが、さすがに「おわぁ・・・・」と思いました。
血に弱い人かわからないけど、2人くらい倒れたっていう話も後から聞きました(笑)。

ライブ終了後に「血に弱い人ごめんなさい!」とか言いながら血まみれのの子が土下座している姿もありましたが、もう、意味不明です(笑)。

個人的に物凄く面白かったのは、顔面血まみれで、たれてきた血で歯が真っ赤になってたのですが、それでタンバリンを持って歌っていたことについてMCで「これはオアシスを意識してタンバリン持ってきたんスけどねw」とか言いながらちょっとオアシスの真似をしたことです。シュール過ぎる(笑)。

軽く引いたのもあるのですが、引きすぎると笑いが出てくるみたいですね。
血まみれのライブっての、初めて見ました。
カミソリがもっと危ないことになるかなと思ったけど、結局自分を傷つけた程度で、あとは誰かが返り血を浴びた程度で済んだっぽいです(笑)。

ライブレポートなのに「返り血」っていうフレーズが出てくるのは良いですね!(笑)
これぞライブの真骨頂な気がします。
決まった曲を、練習してきた通りにやるだけじゃないパフォーマンス、表現、サービス精神的な面において、かまってちゃんの持ってる「何かやってくれる」感はこの上ないなと痛感しました。

多分、こういうことをduo music exchangで今度やる黒猫チェルシーmyspaceとの対バンとかでやったら完璧に半メジャー、メジャー業界から干されると思うので(笑)、ここに来てこれが見れたっていうのは良かったですよ。ラッキー☆(笑)

リンク:2009/11/03 duo music exchange

この日、マネージャーをしているさんがあら恋のライブで不在だったのでややトラブルが多かったですが(ややどころじゃないですけど)、諸々のタイミングが重なってのある意味で物凄いライブが繰り広げられたのでした・・・。



2010/05/08 写真追加



















血まみれが終わってすごくやりづらいそうに出てきたのが(笑)水中、それは苦しいでした。



しかし水中も活動年数が長いので、その辺はさらっと持っていきます。
アコースティック度が高いのに相変わらずパンキッシュでかっこいいですね。
歌詞が変態度高いですが。(「おっと乙武」が相当酷い)
「クフ王」っていう曲(曲?)が一番酷かったですね。もう、曲のタイトルになる言葉じゃないもの。
でも腹かかえて笑いました。

しかし何人かが言ってましたが、ボーカルのジョニーさん、髪を立てているのですが、なんか透明感があると言うか、風通しが良さそうと言うか・・・、ちょっと危うい感じに鋤かれてました。
ジョニーさんの毛髪は果たして大丈夫なのでしょうか?!今後が気になるところです。
(ジョニーさんすいません)

しかし粒ぞろいのパンク・ポップナンバーがそろってるので見ごたえありますね。
最後は「ドラゴンボーイ」で締め。


ヴァイオリンのパスタ林三氏が歌う「ことり酒」も印象的でした。




ラストがオシリペンペンズ



以前見た際、上述の酒瓶叩き割りがあったので、そういう物破壊飛び散って危ない系がそもそも好きじゃないので「うわぁ・・・」と引いていたんですけど、それに警戒しつつ見ました。
(だって、瓶の破片が目にでも飛んできたら危ないじゃない!)


今回は客席側、DJブースの前にドラムを設置し、ステージ側に乗って見ても良いっていう逆転のステージだったのですが、これは良いですね。
生演奏が目の前で、かつ客とのやりとりが生まれて変化していく様がライブ感満載で!


Vocalのモタコ、いつも酔っ払ってるみたいですが、この日も焼酎の瓶を持って居て頭がからだばだばっと焼酎を被り、瓶をぼとんと落としてました。
今回は割れなかったのでOK(笑)。(小さい瓶だから堅かったっぽいですね)
そこから最前列の客と「おいっ!」などと掛け合いしつつ、激酔っ払い客に若干押され気味で変なテンションになってるモタコの図は見ていておかしかったでした。


途中口に指突っ込んだので「吐くか?」と思ったのですが、案の定吐きました(笑)。
ゲロに流血、習字、上半身汗まみれの裸などが飛び出したこの日はもう至れり尽くせりですね!
ゲロは病気マンとの対バンで見ているので若干抗体がある自分にやや引きです(笑)。
そんなもんに抗体持ちたくないですが、たくましくなってきたみたいです。


しかしバーカウンターに乗って叫んだりと自由度高いですね。


自由な雰囲気が加速してか、最前列のギター側の客が酔っ払って、ギター弾いている人に思いっきり絡んでました。
それを見ていたドラムが思いっきり客の髪を引っ張って引き剥がしてる図も面白かったです(笑)。


なんか演奏以外の要素が多すぎて変なおなかいっぱい度満載のライブでしたが、ペンペンズのギターは以前も思ったんですけど、何気にうまいですね。
ぺけぺけしていてすばしっこい印象の音で。
Orville by Gibson(日本製)のメロディーメイカーと思われる、レスポールジュニア風シェイプのギター弾いてるのも良いですね。良い音でした。




そんなこんなで盛りだくさんのライブでした。

<2010/03/14追記>
  • 文章の体裁を少々修正しました。
  • この記事へのアクセス数が高いようなので、冒頭に注意文を追加しました。
  • 関連のある別記事へのリンクを追加しました。

<2010/05/08追記>
  • チーム変態(2010/05/13)の次回開催が近いので、チッツ、神聖かまってちゃんの画像を追加してみました。

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